子どもにとっては必要なはずなのに…
お休みの日は、子どもと公園に行きますか?
私は正直、それが苦でした。
走り回ったり、遊具に登ったりして体を動かす。
他の子ども達とのコミュニケーションや距離感を学ぶ。
子ども達の心身の健康を育むうえで、とっても大事です。
頭では分かってました。
では、なぜ心から有意義な時間と思えなかったのか。
振り返ってみると、3つほど挙げられます。
① 自分の時間がなくなる。
② 夫は、その間昼寝をしている。
③ 親同士の対応に困る。
一つずつ、ひも解いていきます。
葛藤① 自分の時間がなくなる
せっかくの休みの日で、勉強したり本を読んだり、
やりたいこともたくさんあるのに、その時間がなくなる
という感覚がありました。
子どもが未就学児の間、特に乳児の時なんかは、
公園の外に走って出て行かないか…
この遊具から手を放して落ちないか…
自分より小さい子に優しくできているか…
砂場の砂を口に入れないか…
などなど、目を離せない時期ですよね。
読書をしようと本を持って行っても、
結局開くことすら出来なかったり。
「子どもにとっては有意義な時間」という実感はあり、
公園に連れて行くけど、子どものお世話で半日が終わる
という現実にモヤモヤ…
それが、「自分にとっても有意義な公園での時間」になったのは、
アウトプットとインプットを意識してから。
アウトプットは、小さいタスクでも良いので、
当日のto do listの中から、1個はタスクを完了させる。
具体的に言うと、
・ブログの構想を考え、キーワードをメモする
・日用品をネットで注文する
・検診の予約電話をする
・一週間の振り返りをする
などです。
一方、インプットで、私と相性が良かったのは、
Voicy, Spotify, Podcast などの音声配信と
Audibleなどの聴く読書。
品質の高いワイヤレスイヤホンもたくさん出回り、
片耳だけに入れて、学びを深める。
忙しい毎日の中で、自分のやりたいことと
子どもにやってあげたいことの両立。
耳学・耳読により、すきま時間を有効に使えるようになって
公園へ連れていくことが苦ではなくなりました。
ただ、片耳はイヤホンに集中していたり、
何かしらのアウトプットをしていると同時に、
気を付けていることも。
子どものことはよく観察しているし、
話しかけられたら、もちろんストップして答える。
そして、たまにはイヤホンを外し、五感をフル活用。
子どもたちの笑い声を聞き、自然の風を感じ、
緑や花の香りに意識を向けてみる。
こうして、公園にいる時間も
アウトプットとインプットを意識することで、
「自分の時間がなくなる」という考えは、変わっていきました。
葛藤② 夫は昼寝をしている
自分が公園へ連れて行っている間に、夫は昼寝をしている。
そんな状況に、不公平感でモヤモヤ。
夫は昼寝いのちで、休みの日は大体昼寝をしています。
それに対し、体力のある私は、
朝5:30に四男に起こされてから、日中フル稼働。
休みの日の午前中は、溜まりに溜まった平日分の家事
(洗濯物たたみ、掃除機かけ等)をこなし、
午後から公園に行くことも多くありました。
そこで、午前に公園タイムを持ってきて、朝のうちに体を動かすことで
ほどよく疲れ、お昼ご飯後にはうとうと…
夫と同じタイミングでお昼寝してもらい、寝かしつけもお願いし、
一緒に寝てもらうことにしました。
その静かな時間に、読書なり手帳なり
自分のやりたいことを持ってくることに成功。
「昼寝なんてしてないで、たまには公園に連れて行ってよ!」
そんな交渉をしていたのですが、もちろん上手く行かず。
相手は変えられない、自分が出来ることは何か。
Win-Winになる方法はないか。
そんな思考を意識してからは、
「夫の体質には昼寝が必要なんだ。
一緒に昼寝してもらえれば、夫は昼寝ができる。
私は一人時間が確保できる。Win-Win!!」
と考えるようになりました。
まぁ実際のところ、他の兄たちは昼寝をせずに
起きているので、純粋な意味での「一人時間」ではありません…
ただ、”お昼寝している家族もいるので、静かにする時間”として、
「お母さんも静かに本を読むから、みんなもそれぞれ静かに遊んでね」
と事前に伝えておくと、比較的協力してくれます。
では、今まで午前中にやっていた家事は、どこに行ったのか?
それは、子どもがお昼寝から目覚めた後です。
家事は、子どもが起きている時間に出来ますが、
自分のやりたいことは、子どもが寝ている間にしか
出来ないのが実情です。
ふとした時に発生する一人時間。
15分あいたら、
30分あいたら、
1時間あいたら、
あなたは、あらかじめ何をするか決めていますか?
葛藤③ 親同士の対応に困る
公園に行って帰ってくると、
なぜか気疲れしていることがあります。
振り返ってみると、
わんぱくな我が息子と他の子たちとの関わりの中で、
物の取り合いだったり、順番を抜かしたり、
色々と公園では起こります。
最初は、そんな姿を見ると都度声をかけていて
その子たちの親に謝る、、みたいなことをしていました。
すると、親である自分も気疲れするうえ、
子どもの意思を尊重できていなかったり、
他人との関わりを通して学ぶ機会を奪っているな
と気づきました。
そこで、それぞれの年齢の特徴を学び、
他人に危害を加えていたり、危険な場合以外の状況において、
自分の中で声をかけるボーダーを設けました。
例えば、自我が出てくる2歳前後だと、
物の取り合いは頻繁に起こります。
「貸して」と他の子に言われると、
「いいよ」と言って貸してあげれる優しさを。
そう思い、取り合いになったら、すぐに間に入り、
「はい、どうぞは?」などと声をかけていました。
しかし、
今は使っているので「いや」と自分の意見を言える強さ。
親がその気持ちを尊重する大切さ。
それらの重要度に気がついてからは、
お互いが手や足を出さない限りは、
子ども達がお互い、どのようにコミュニケーションを取っているか
ギリギリまで近くで見守るようになりました。
2歳くらいになると、自分の意見もハッキリしてきます。
その想いを確認し、現時点でまだ使いたいのであれば
「もう少し使ったら、どうぞできそう?」
という声かけに変わりました。
また、何より当時の私は
「他人からどう思われるだろう」という気持ちが強く、
他の保護者からの視線も気にしすぎていました。
子育ての考え方は、家庭によりけりです。
他人の考えを良い・悪いで判断することなく、
それぞれ自分が好ましいと思うやり方を選べばよい。
そう思えるようになってからは、
公園や児童館に行っても、気疲れしないようになりました。
まとめ
子どもを公園や児童館へ連れて行く際に、
なんとなくモヤモヤするな~という方。
そのモヤモヤの正体は何でしょうか。
もし、私のモヤモヤと同じ場合は、
この記事が何かのヒントとなれば嬉しいです。